洗濯かごの物語
かつて私は、子どもたちのワードローブを「普段着」と「とっておきの服」の2種類に分けていました。
「とっておきの服」とは、どんなものかご存知ですよね。
少し値の張る服。
自分自身が本当に気に入っている服。
スパゲッティなんて絶対に近づけたくない服。
だから私は、それを大切にクローゼットへしまい込み、価値のある日のために取っておくのです。
誕生日。
素敵なレストランでのランチ。
祖父母の家への訪問。
あるいは、家族全員が奇跡的にカメラを向いている家族写真。
要するに、泥汚れとは無縁のイベントです。

着るのがもったいないほど大切な服
私がその服を買ったのは、ただ愛おしかったからです。
しかし、それがいつの間にか、子どもたちがその服をほとんど着ない理由になってしまいました。
「それはダメ。汚れるから」
「公園に行くくらいなら別の服にして」
「保育園には古い服を着ていきなさい」
すべて、もっともな言い分に思えました。
ある日、とっておいたお気に入りのトップスを引っ張り出すまでは。
サイズが合わなくなっていたのです。
少し小さいというレベルではありません。
頭を通すことすら到底かなわないほど、小さくなっていました。
まるでクローゼットの中で魔法のようにサイズが変わったのではないかと、ラベルを確かめてみました。
変わってはいませんでした。
変わったのは、私の子どもだったのです。
2回しか着ていないのに、もうサイズアウト
子ども服には、なんとも切ない現実があります。
服は、ふさわしい機会をじっと待ってはくれません。
子どもは成長します。
絶え間なく。
私がトマトソースや草、それに正体不明の汚れから守り抜いた、あの美しいトップス。
子どもが袖を通したのは、たったの2回。
その時、とびきり良い服を「綺麗なまま」にしておくことが、賢いことだとは思えなくなりました。
なんだか無駄なことのように感じられたのです。

考え方が変わった瞬間
もしかすると、最高の子供服とは、サイズアウトした時にも新品同様の輝きを放つ服ではないのかもしれません。
もしかすると、洗濯かごの中で自分の役割を全うした服こそが、最高の子供服なのかもしれません。
保育園に着ていき、週末にもまた着たTシャツ。
遊び場で活躍したショートパンツ。
火曜日にスパゲッティをこぼし、水曜日に洗って、金曜日にはまた袖を通したトップス。
ソファで抱き合う時、買い物に行く時、誕生日パーティーや長い車移動、そして何でもない日常のすべてで着た服。
それこそが、子どもたちの人生そのものだからです。
洗濯機テスト
だから今、子ども服に少し多めのお金を出すかどうかを考える時、私は別の質問を自分に投げかけます。
「特別な日のために素敵な服か?」ではなく、
「日常を生き抜くのに十分な服か?」と。
この服で思い切り遊べるだろうか?
何かをこぼしても大丈夫だろうか?
何度も繰り返し洗えるだろうか?
洗った後も、着心地が良く、見た目も良いだろうか?
そして何より、実際に子どもが着てくれるだろうか?
私は気づいたのです。品質とは、何かを完璧なまま保つことではないと。
使い込まれてもなお、どれだけ価値があるか。それこそが品質なのです。

「とっておき」は、もういらない
私はもう、特別な日のために服を取っておくことはありません。
お気に入りなら、どんどん着せます。
保育園へ。
公園へ。
おばあちゃんの家へ。
スパゲッティを食べる時だって。
時には、そのすべてを同じ日に。
汚れたら洗濯機へ。そして、また着る。
やがて、サイズアウトする日がやってきます。
でも今、その時が来ても、クローゼットの奥から「まだ着られるはずだった」服を見つけて後悔することはありません。
そこにあるのは、子どもの成長と共にあった服だけです。
そして不思議なことに、その方がずっと価値があるように思えるのです。
Baby Todd & Co.からのお知らせ
子どもたちは、さまざまな理由で服に対して強いこだわりを持つことがあります。単にお気に入りの服がある場合もあれば、生地の感触やタグ、縫い目、ウエストバンド、フィット感、または温度変化に敏感な子もいるでしょう。
Baby Todd & Co.では、そんな小さなディテールにまでこだわりを持って服をデザインしています。肌に触れるタグは一切なく、驚くほど柔らかな生地、肌に優しい縫い目、通気性の良い素材、そして動きやすいストレッチ性を追求しました。
なぜなら、最高の服とはクローゼットの中で長い時間を過ごす服ではなく、
洗濯かごから出している暇もないほど、毎日袖を通したくなる服だと知っているからです。
最高の服とは、ただシンプルに、着心地が一番良い服なのです。
洗濯かごの物語は、家族の皆様から寄せられた日常の体験や疑問、子育ての悩みにインスピレーションを受けた、フィクションのストーリーシリーズです。